【失敗まとめ】水洗顔実践中に、繰り返す脂漏性皮膚炎の対処に困り試行錯誤して失敗したこと

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脂漏性皮膚炎を発症したため、完全水洗顔を続けています。
継続歴は水洗顔2年以上、肌断食2年9ヶ月目を迎えました。

※2018年2月現在、まだ脂漏性皮膚炎完治とは言えないのですが、状態は落ち着いています。

今回は「失敗」を拾い集めます

前回は今までに試行錯誤してきた「対処法」についてまとめたので、今回は逆にやってみたけど上手くいかなかった方法」をまとめました。
内容は一部、前回記事とも重複しますよ。

先に言うと、画期的な対策はしていませんのでご了承を。
あくまで「自己流」の範疇ですから。

脂漏性皮膚炎対策に自己流でやってみたけど、失敗したこと

個人差がありますから、場合によっては簡単にクリアできることもあると思います。
前回と同様に、私の失敗から考察して、どういう状況下であれば効果が得られる可能性があるかを考えていきます。

※完全水洗顔(洗顔料は使わない)前提での話です。

まずは、ざっと羅列。

  • 角質を溜める。
  • マスクを装着して保湿を図る。
  • ワセリンを使う。
  • 水洗顔時、すすぎを簡単に済ませる。

項目は少ないですが…。では、詳しく見ていきます。

①角質を溜めてみる

「水洗顔」や「肌断食」について調べると、究極的には「肌にとって必要な角質を人為的に削り取り過ぎるのはよくない」という結論に至ります。

「角質を削ぎとるもの」:
例としては過度なピーリングや毛穴パックなど。広く言うなら界面活性作用のあるものなども含まれる。

そうすると単純に考えて、肌が薄い=角質を溜めれば良い!ということになる。

私の場合で言うと、
肌が病的なまでに薄くなったことで「脂漏性皮膚炎が治らない」のだから、じゃあ角質を溜めてみましょうよ、となり。
これを「角質積み上げ戦法※」と命名して(自分で勝手に)、角質を溜めて、角質が自然に剥がれ落ちてくれるのを待つことにしました。

※「角質積み上げ戦法」:
具体的に言うと、「水洗顔時に肌が水分でふやけて浮いた角質を、絶対に落とさず肌に残す」手法。
洗顔料は使わないので、物理的に手を加えるか否かに限定されます。

結果、

1日(当日のみ)で断念しました。

実際の肌経過記録から拾うと、水洗顔開始34日目、60日目、106日目に角質を溜めようとしていますが、いずれも翌日には炎症が悪化してしまったのですよ。
その後は「自分の肌には不向き」とみなして、角質を積み上げることはすっぱり諦めました。

肌の状態が安定してきた今ならどうか?とも考えてみましたが、ただでさえ脱皮(角質化)が盛んなことで度々肌がかゆくなるので、これ以上かゆみを抱えることを想像するとやっぱ無理だな、って思う。
加えて、寝ている間に顔中を掻きむしることもあるのでその時点で無理。

※2018年4月5日追記:後日「無洗顔」を試す実験をして見事失敗。

これが有効かもしれない場合:

  • 皮脂分泌量がだいぶ少ない。
  • 角質をいくら放置しても肌への刺激にならない。
  • むしろ無洗顔でいける。

基本的に皮脂量が少なければ、あえて皮脂を落とす必要もなく、洗顔も不必要。
そのまま角質を溜めて分厚いかさぶた状になったとしても、肌に炎症が出てこないのなら角質を積み上げながら自然治癒を待ってみても良さそう。

というより、素朴な疑問、「無洗顔でいける」なら脂漏性皮膚炎になんてまずならないのではなかろうか…??

②マスクで保湿してみる

「マスクで」とは言っても、最初から「保湿」を目的にマスクを装着したわけではないのですけども(本当の目的は炎症を隠したい理由)。

空気が乾燥する冬の時期は特に、口内の乾燥を防ぐ目的でもマスクがとても役立ちます。
マスクを装着していると適度な湿度が保てるので、一見、炎症(または肌の乾燥)に対しても効果的に見えるのですが、実は意外とそうでもなかった。
以下、理由。

  • 炎症が酷いときには、マスク内部に熱が籠って余計に炎症部位の痛みが強くなる。
  • 炎症が軽度なとき、または割と肌の調子が良いときでも、長時間マスクを使った後に炎症が悪化することがあった。

私の場合は、皮膚常在菌叢のバランスが乱れて悪玉菌優勢だったことで、マスク内の高い湿度が余計に悪玉菌を増やす環境となっていたのかもしれません。
お肌には過度な保湿は厳禁、適度な通気性も大事だと学びました。

これが有効かもしれない場合:

  • 皮脂分泌量が相当少ない。
  • 口周りを覆っても炎症が悪化しない。


③ワセリンを使ってみる

みなさまご存知の通り、ワセリンは肌断食のお供です。

しかし、別の記事にもワセリンについて書きましたが、私の肌状態には合わないようで、それこそ1~2回使っただけで使用を中止しました。

ただ、使わないなら使わないで、水洗顔後も一切肌に手をかけないで済むので「楽」といえば楽です。
何も使わない利点は「手間なし」ということだけ。

これが有効かもしれない場合:

  • 乾燥部位を保護しないと具合が悪くなる。
  • ワセリンが肌に合う。


④すすぎを簡単に済ませる

つまり、手抜き洗いです。

水洗顔実践中、「繰り返す炎症」「肌のかゆみの問題」「肌の乾燥が気になる」などの様々な理由から、洗顔時のすすぎ方を改めようと何度も試みてきました。
結果、すすぎを減らしては失敗するのを繰り返してきました。
(失敗というか、炎症悪化)

実際の肌経過記録から拾うと、水洗顔開始127日目、147日目、198日目に試していたけど全滅
(※記録として残していませんが、常に肌の乾燥の悩みがあり、上記以外の日にも何度か試していたはず)
それからだいぶ月日が経過して388日目辺りに「かけ流し(ぬるま水で)」を意識し始め、ようやく451日目くらいには定着したみたいです。
あらら、1年以上かかってますね。

これは、ある程度長く水洗顔を続けて、お肌の皮脂量と皮膚常在菌叢とのバランスが改善されていないと、導入は難しいみたい。

前回の記事とも重複しますが、
目安としては洗顔回数を減らしてみて、それが成功したら肌の様子を見ながら徐々にすすぎを減らしていくのが良いかと。

これが有効かもしれない場合:

  • 皮脂分泌量が減っている。
  • 肌の乾燥が酷い。

失敗はしたものの、長い時間をかけて唯一これだけは成功しました。

結局は試行錯誤の連続です

生活習慣が違えば肌荒れとなる原因が異なるように、それぞれ個人個人で抱える症状も様々。
色んな方法を試しながら、ぜひ、自分に合ったやり方を見つけてください。


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