脂漏性皮膚炎を治すために完全水洗顔を続ける意義と、どうしても優先したいこと

水洗顔を続けて2年3ヶ月。

これまでに自分がどういう選択をしてきたか?なんて、真面目に考えたこともなかったのですが、そういえば「水洗顔を続ける」ことも人生選択のひとつだったと思い立ちまして。
何を優先した結果なのかを、改めて考えてみました。

※この記事は、2020年3月10日に書き直しました。

生きることそのものが選択の連続

「生きる」ことは選択の連続であり、
これを言い換えれば、「選択の積み重ね」が「人生」を形成していて、「選択=生きる」と言える。
それは本人が意識して選択していることも、無意識で選択していることもすべて同じ。

つまり、自分自身が決めた優先順位の結果が「現在」の姿であり、日々の選択の積み重ねによってもたらされた状態だということ。
だからこそ「自分の人生の責任は自分で」といわれるんですね。

そこから考えると、私がこんなに長く水洗顔を続けていることも無限にある選択肢の中から選びとった結果であり、その責任を負うことになります。

こういう表現をするとより「重く」感じますね…。(笑)

完全水洗顔を続ける目的は、

水洗顔を続けている理由を簡潔に言うと、
顔に脂漏性皮膚炎を発症したため、完治させることを目標に水洗顔を開始したのでした。
※詳しい経緯についてはこちら。


でも、理想と現実の差がひどかった

始めた当時は「治ること」しか考えていなかったので、水洗顔継続過程でまさかここまで酷い悪化症状が出てくるなんて予想もしておらず。
だから症状が悪化するたび、ひとりであわあわ。
それでも諦めず続けてきたものの、結局、2年以上続けても完治しないという悲惨な結末に…。
なかなかシビアです。

皮膚炎自体は完治しなくても、水洗顔を2年以上続けると脂漏性の皮膚炎症状はだいぶ緩やかになりました。


途中、迷いだらけになることも

お肌の状態が良くなるどころか、顔の炎症悪化を繰り返すわけで、この2年の間に(とりわけ1年目が特に)、色んな迷いが生まれました。

これは無駄な労力?無駄な努力?一体何がダメなの?

それこそ毎日、いや数時間ごと、鏡を覗いては何度も考えました。

だって頑張って続けていても、面白いくらい全然良くならないんですもの。
この悪化症状を「好転反応」だとか「リバウンド」だから仕方ないと言って、黙って様子を見守ろうにも、症状が酷すぎて心配の方が勝ります。

これでは自らの手で、前よりもっと汚肌にしてしまっただけの、失敗例なんじゃないのか?
…と、この方法で本当に結果が出るのかを疑いたくもなりました。

制限は様々あるけれど…

水洗顔を続けることで日常生活でもいくらか制限が生まれますが、最もネックなのはこのふたつではないでしょうか。

  • 見た目が酷い
  • 悪化を繰り返しても懲りずに続ける


2年間という大きな時間を費やすに値するものか…?

完治までの必要期間を、仮に約2年間(統計)とすると、有無を言わさず2年間は続けなければならないことになる。
このことをちょっと大袈裟に言ってみれば、「普通に生活できる」はずの2年間を丸々捨てるようになるということ。
自分にとって大事な年月を削る価値はあるのだろうか??

それを決めるのは、「今」を優先するか、先に待つ「未来」を大事にするかで大きく分かれます。

自分が「優先したいこと」

苦行のような水洗顔を続ける理由として、
「健康な肌を取り戻したいから」
が第一だと思っていたのですが、そこを掘り下げると別の理由も見えてきました。

それが、

「再発に怯えたくないから」。

その場凌ぎで一旦症状が出なくなって、表面上は治った、というのでは困るのです。
何が何でも「完治」させて、そのあとは脂漏性皮膚炎のことなど一切忘れて生活したいのです。

だって、こんな顔の痛みに悶え苦しむなんて、ほんと二度と御免ですもの。
(冗談抜きに顔の炎症って痛いのですよ^^;)

そのために今、投げ出さず続けることは、平穏な未来を得るための投資とも言えるのでしょう。

投資年数と過去の汚肌期間を比べると

今更、気付いたこともあります。

冷静になって過去を振り返ると、汚肌期間が人生の半分以上を占めていたわ…!恐怖!!
それなら、投資する2年なんてずいぶん短い。
再発しない未来を手に入れられるというなら、安い代償です。
(※実際には2年以上になりましたが)

今だけ我慢するのは「未来のため」

そう、未だ実現していないことなので仮定段階ではありますが、これを成し遂げればきっと先の人生で楽できる(はず)!!
それに、角質層を厚くして丈夫な肌を育て上げれば、大抵の肌荒れは防ぐことができると思っています。

「毎日、肌荒れしにくいお肌でいられる」
ことを想像すると、もう楽しくなっちゃいますよ。

状況により優先順位も変わっていく

薔薇色(かどうかはわからない)の未来のためとはいえ、生活上、我慢が増えてしまうのも結構ストレスです。
それらとどのようにして向き合うか、というのが課題となりますが、いざとなれば自分の中の優先順位がひっくり返ることだってあります。
私の場合がまさにそうでした。
化粧するのもコスメ類も大好きでしたから。

常に、いざとなれば「どんなものでも手放せる」くらいの意識でいられたなら、いちいち悩むこともなかったんだろうなぁとも思います。

そうすれば水洗顔や肌断食に対して余計な不安や偏見を抱かずに前向きに取り組めたのかもしれませんが、
「スキンケア用品を使わなければならない」妄想に取り憑かれていた当時の自分には、すべてを一度に捨てることは無理だっただろうと思うので、これもタイミングかな。

自分自らが体験して痛い目に遭ってみないことには理解できないことってあるからね、
ある程度、回り道する「無駄な時間」も受け入れないとね。

結局のところ、意義も優先も同じ方向

  • 水洗顔を続ける意義:根本から治して絶対に再発しない未来を手に入れたい
  • 優先したいこと:未来で「肌荒れの苦労」を抱えたくない

結局は両方まとめて「未来のため」という答えになりました。
ここ最近になってようやく意識し始めたことなので、どこかもやっとした感じではありますが。

人生勉強だ

真面目に優先順位について考えてみましたが、実は重大な見落としがございました。

遡ること若かりし頃に「お肌の健康」を第一に優先する生活を送っていれば、今苦労することはなかったジャナイ?
と気付いてしまったことは、目を瞑ります……。

自ら苦労を背負いこむのも、それまた大事な人生勉強だということで。(^_^;)

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