長く続けているからには、それなりの理由が存在する。
というわけで、
2015年12月から開始して、今も続けている水洗顔。
今回は、水洗顔を始めた経緯&きっかけのお話です。
※この記事は、2020年3月10日に書き直しました。
事件は「顔のかぶれが治らない」ことから始まった
ある日のこと。
顔面に謎のかぶれ症状が出たことが、すべての始まりでした。
そして以降、肌のかぶれが出る→悪化→改善、という経過を何度も繰り返し、
気付いたときには顔面のかぶれが治らなくなっていました。
まるでホラー。
いつしか皮膚炎(脂漏性)が慢性化していたようなのです。
※参考:皮膚炎発症までの肌履歴は別記事にて。
肌トラブルの始まりから現在まで
これまでの肌履歴
治らない皮膚炎発症の「原因」は?
顔面に出た皮膚炎がなかなか治らない、いや、治る気配が微塵もない。
その理由は、
顔面の皮膚が極度に薄くなり、所謂「ビニール肌」になってしまったことが原因でした。
ざっくり言うと、皮膚の角質層が限りなく薄くなった状態のこと。
更に言うと、「顔に棲みつく皮膚常在菌がほぼ死滅していたから」という理由もあります。
治らない皮膚炎をどうやって治そうか?
肌がいつまでもかぶれたままで異常事態だ!
この炎症を抑えるには、何かお薬を…!!
…と、考えるのが一般的だと思いますが(たぶん)、私の場合はそうならなかったんですよね、職業柄で。
なので、この炎症顔を自力で治す方向で考え、調べていたところ、辿り着いたのが「水(お湯)だけで顔を洗う」という方法でした。
水洗顔に初めて出逢えた瞬間です。
水洗顔=洗浄剤を何も使わず水で顔を洗う
水洗顔の名の通り、洗浄剤を使わず、水で顔を洗うだけです。
言ってみれば水洗顔は肌の自然治癒力にすべて任せる放置方法。
…いや、こんなことだけで難治の皮膚炎が治るもの?
本当に大丈夫?
と、心配になる気持ちはいくらでも湧いて出てきます。
理論としては納得できる点が多いものの、だからといって「確実に治る」保証はどこにもありません。
なにせ自分も今までやったことがないのですから、結果がどうなるかなんてわかるはずもないわー。(´Д`;)
未知です。
でも、やるしかない…!
これをやれば「必ず良くなる」かどうかはわからない。
自分には合わない方法かもしれない。
でも、
調べていくと、世の中には「水洗顔で肌トラブルが治った」という人が少数いらっしゃいました。
「数」で言えば本当に少ないのですが、希望がないわけではないことがわかったので、水洗顔に秘めた未知の可能性を信じてみようと思いました。
…と、そんな藁にも縋る思いと、理由はもうひとつ。
石けん洗顔の破壊的威力に敗北orz
実は、
肌がかぶれて角質層がボロボロになっていてもなお、当時は石けんを使って顔を洗い続けていました。
(※当時はミネラルファンデーションを顔全面に塗っていたため、化粧落としに石けんを常用していた)
いや、鬼か。\(^o^)/
自ら肌を追い込む愚か者がここに!(笑)
そんなことをしようものなら、さすがに今は「瀕死状態のお肌になんと惨いことを…!(白目剥く)」と叫んで石けんを即没収しますけど、
当時は「石けんで化粧を落とす」ことも「顔を洗浄剤で洗う」ことすら当然、というか「よく泡立てた洗浄剤で洗って清潔にする」妄想に取り憑かれていましたので、石けんを使っていることに何の疑いも持たなかったのでした。
我ながら恐ろしい…。
しかし、
石けんといえば「強力な脱脂力」、これが大問題です。
実際問題、肌がボロボロすぎてどうにもならない状態だったので、このまま石けん洗顔を続けるのは非常に危険だと直感で判断したみたいです。
これが2つ目の理由。
追記:厳密に言うと、はじめは「お湯洗顔」かも
「水洗顔」と表記していますが、開始当初は季節が「冬」ということもあり、「水」ではなく「お湯」を使ってました。
最初は水温についてはあまり気にせず、とにかく石けん使わなければいいや、という感じで。
後から、ぬるま湯にしたりぬるま水にしたり冷水を使ってみたりと、色々実験してました。
水洗顔で皮膚炎が完治するまでどれくらいかかる?
ざっくり言うと、
2年〜5年くらい。
かなり幅がありますが、たぶんそんな感じでいけると思います。
↑※これは、水洗顔5年生になった時点の私の見解です。
水洗顔を続けることによる変化あれこれ
やってみなければわからないけど、実際にやってみた結果、こんな変化がありますよ、と。
(※水洗顔歴3年半以上の変化)
- 皮脂分泌量が整う。
- 皮膚に棲みつく常在菌が育ち、炎症が出にくくなる。
- 肌の代謝(ターンオーバー)が整う。(未熟で脆い角質が作られなくなる)
- 皮膚自ら保水力を持つようになる。
- 丈夫な角質が作られる→肌が乾燥してもとくに問題なく過ごせる。
- 皮膚炎や吹き出物などの肌トラブルが減る。
- 血行改善により、肌のくすみが消える。
- 皮膚下層に透けて見える色むらが薄くなる。
- 浅いクレーター跡が目立たなくなる。
すぐに変化が出るものと、変化が現れるまでに時間がかかるものにだいぶ差があります。
水洗顔に切り替えた直後に症状が悪化するリスク
それまで洗浄剤で洗うのが当たり前、
化粧水や美容液を使うのが当たり前、
という状態に肌が依存しきっていると、いざ「水だけで洗う」ことになったときに、肌が予想外の反応を見せる可能性があります。
症状が改善するどころか、肌がもっとかぶれて酷い状態になったり…。
理由は、皮膚の常在菌バランスが偏っていたところに、水洗顔で追い打ちをかけてしまうから。
皮膚が水洗顔に慣れてくる頃には、皮膚常在菌も整っているので、悪化症状は一過性だと考えて取り組む必要がある。
私の場合は、水洗顔を始めて1年間は悪化の日々、2年目いっぱいにも一定サイクルで悪化症状がみられ、丸3年越える頃にようやく落ち着きました。(^_^;)
個人差が大きく出ますので、悪化症状もなく乗り切れる場合もあると思います。
追記:2020年、水洗顔生活にすっかり馴染む
2019年12月中に水洗顔歴丸4年を迎えまして、水洗顔も4年以上続けていると、肌が回復して精神面でも落ち着くので毎日の生活そのものが安定してきました。
年追うごとに肌が整ってくると同時に、心身、そして身の回りまで整ってくるみたいに。
なんだか不思議ですー。(´ー`)