肌荒れと洗濯洗剤問題。環境に優しい「竹炭の洗い水」を試した考察

肌荒れを治すために、身の周りすべての洗剤を見直しています。
その流れで環境汚染のことも真剣に考え始めました。
「個人ができること」というとごく僅かなことしかありませんが、小さな変化が塵も積もるものと信じてやります。

今回は、液体石けん洗剤の代替として候補に入れていた「竹炭洗剤」についての考察です。

ひとまずで液体石けんを洗濯に使っていた

今まで洗濯には合成洗剤を使用していましたが、肌荒れ完治と環境のために合成洗剤の使用をやめようと決意しました。
しかし代替品を持っていなかったため、ひとまず液体石けんで衣類を洗うことにしたのです。

でも石けんの使用を避けたい理由があります。

  • 石けんの脂肪酸が肌に刺激になる
  • 石けんを使って全自動洗濯機で洗うのは難しい
  • 環境負荷の軽減

そこで石けんの代わりに使えるものとして「竹炭」を代替候補に入れていました。

竹炭を使った洗剤

「竹炭の洗剤」はこういうものです。

  • 全成分:水、竹炭、竹炭灰
  • 液性:アルカリ性
  • ミネラル(―イオン)と汚れ(+イオン)が磁石のように引きつけ合う化学反応を利用して汚れを落とす
  • ケイ素とカリウムは繊維に深く浸透する作用に優れ、汚れ落ちを高める
  • 泡立たないのですすぎは1回
  • 柔軟剤いらずでふんわり仕上がる
  • 土壌汚染や下水汚染の心配はない

「うつみんの竹炭万能液」うつみんのセレクトショップより抜粋

液性がアルカリ性なので、「アルカリ洗濯」ということになりますね。

実際の商品

とりあえず「竹炭の洗い水」を注文。

「竹炭」洗剤は他にも製造メーカーがあり、商品宣伝HPから無料サンプルを取り寄せ可能なところもあります。
ご興味ありましたら調べてみてください。

使い方の特徴

泡が立たないので、すすぎ回数が1回で済むところがとても魅力ですが、汚れと反応させるためにつけ置きが必要です。
つけ置き時間は20分程度でOK。

実際に洗ってみたもの

汚れ落ちにおい問題に重点を置き、以下の「いわく付き布製品」を洗濯してみました。

  • ガーゼ手拭い(生乾きのにおいあり)
  • 帽子(一部、皮脂汚れあり)

ずぼら丸出しですみません…。
洗い方は、洗面器につけ置き(30分ほど)後、手洗いしてよくすすいでから洗濯機で脱水して干します。

生乾き臭はとれた?

干したときに日光に当てたからか、乾いた後は「におい」残りがありません。
そして、竹炭で洗った手拭いをその日に使用後、普通に洗濯機で洗った(※このとき竹炭洗剤は使わず)ところ、多少のにおいが戻りました…。

一度、生乾き臭がついてしまったタオル等は、やはり酸素系漂白剤での対処が必要かも。

最初から「におい残りがない」ものであれば、普通に洗濯する分には竹炭以外の他の洗剤と条件は変わらないと思います。
(どんな洗剤を使おうとも、太陽光で乾かさなければ生乾き臭がつく)

因みに今回のガーゼ手拭いは、ごく最近の接触回避実験で使っていた合成洗剤で生乾き臭がついて困っていたものでした。

皮脂汚れは落ちた?

皮脂の脂落ちは良かったです。
布に染み付いた頑固な汚れだったので完全に、とはいかなかったのですが、皮脂汚れは早めに対処すれば完璧に汚れを落とせそうです。

竹炭のアルカリでこれだけ皮脂汚れが落とせるなら、他のアルカリ剤(セスキ炭酸ソーダなど)でも結構汚れが落ちるのではないか?
因みに帽子は陰干ししましたが、におい残りはありませんでした。

竹炭洗剤【考察】

洗い上がりに不満はない。
あとは、日常使いにして肌荒れが緩和するかどうか、様子を見ます。

洗濯以外の用途

  • 掃除用に(床や畳の拭き掃除、浴室の垢落とし)
  • 食器洗いに
  • 入浴剤に
  • ペットのにおいに(ペットのブラッシング)

様々な用途があります。
アルカリ性の性質を利用して活用できるということですね。

追記:水だけで衣類を洗ってみる実験

洗剤を何も入れずに全自動洗濯機で洗ったらどうなるんだ?と思い、試してみました。


補足:脱・合成洗剤について

気付くのが本当に遅かったのですが、最近、急に我に返って洗剤について真面目に考え直しました。
ひたすら反省です…。


おわりに

しばらくは洗濯洗剤選びに迷走します。
次はセスキ炭酸ソーダでのアルカリ洗濯を試したい。