(手刀も難しい)
空手で外せないものは「大きな声」。
形(かた)を打つ際には、最初に「形名を言う」ときと「気合の声」のときに大きな声を出す必要がある。
前回記事では、「大きな声を出す」べく、お腹に力を入れやすくするためにまずは腹筋を付けよう!という話でまとめました。
でも、でもね。腹筋を鍛えるだけじゃだめなのよ。
大声を出すコツが必要なのよ。
何か………何か、コツを掴むに最適な発声練習はないだろうか…?
…と、頭の片隅で考えていたところ、あるとき不意に「ヒント」が目に飛び込んできました。
「ヤッホー」と叫んで発声訓練をする、ですって!
「ヤッホー!」の威力
山の頂上に来たら叫ぶ、お約束の「ヤッホー」。
自分はアクティブな山ガールではないので「ヤッホー」を言う機会は皆無なのですけど。
この「ヤッホー」。
改めて考えてみたら、かなり効率よく声量を上げられる魔法の言葉なのではないか!?と気付きました。
音響効果(こだま)は別としても、思い切り叫ぶ「ヤッホー」は声が通りますよね?
「ヤッホー」の分解
この言葉を分解してみると、
「ヤッ」の部分で、「主に胸部を絞り上げて息を出し」、「次の声(ホー)を出す」準備。
「ホー」の部分で、「下腹部を絞り上げて、大量の息を吐き出す」。
これですよ、これ!
「ヤッホー」の「ホー」で丹田に力が入る
「ヤッホー」で大きな声を出すためには、下腹部に力を入れる必要がある。
単に「ホー」と言うだけでも、おへその辺りに力が入ると思います。
「おへそ周り」と言えば、「丹田」ですね。
丹田=おへその奥の方
その部分(丹田)に力を入れられるかどうか?により、声を大きく出せるかどうかの結果に影響が出ます。
つまり、今まで「声を大きく出せなかった」私は、「丹田に力を入れるのが下手だった」ということになりますね。
丹田を意識せず、「声を出す」ことに胸部しか使ってこなかったため、「息が抜けるような弱い声」しか出なかった、と。
なるほど、下腹部の力が弱かったのね……。
腹筋を鍛えるにしても、下っ腹を集中的に鍛えないとダメだという話でしたか。
因みに、
このヒントをどこから得たかと言うと、「サワコの朝」の予告です。(笑)
「ヤッホー」を応用して発声訓練する!
実際には、「ヤッホー!」ではなく、気合いで「エイ!」と言わなくてはならないので、「ヤッホー」→「エイ」に変換する必要があります。
最初はどうしても「エー」で下腹部に力を入れることは難しい(「エ」の言葉だと胸部に力が入りやすい)ので、
「ホー」と言うときに下腹部に力を入れて息を吐き出す、というイメージを感覚で覚えて、「ホー」と言わなくても別の言葉(「ヤー」とか「エー」とか何でも)でも下腹部を意識できるようになることを目指します。
「胸部で息を溜め込む」のではなくて、
「丹田に息を落とし込む」。
丹田に力が入る「相乗効果」
この相乗効果として、
丹田に力を入れられるようになると、便秘になりにくくなる、はず。
(下腹部に力を入れやすくやるので便通がスムーズになる)
(ただし、慢性的に水分不足では意味がない)
どうしても実現させねばならぬ理由が
実は。
このヒントを得たタイミングで、審査会(昇級)への参加が可能であることが判明しました。
というわけで、「大きな声を出せる」ように、本気で取り組まざるを得なくなりました。
「審査を受けるのはまだまだ先のことだから〜」と気楽に考えていたけれど、案外すぐの話だったという真実…!
まるで狙ったかのようなタイミング!!(泣)
やばし!!
声も張れないけど、前屈移動もできてないよー!
真面目に練習しなければ…!