(※これは手刀)
空手には「掛け手」というものがある。
相手が繰り出す攻撃を、両手を使って「掛け手」で受け流すのですが。
これがまた難しく。
手の動き自体はそう難しいこともないけれど、いかんせん、「流れるように滑らかに」手を動かすことが難しい。
これもひたすら練習するしかないのですが、練習するにもひとつ、問題があります。
それは、
掛ける方の手の肘が痛くなる。
明らか、「日常生活に無い」動きでして
掛け手をするときは、相手の腕に掛けるほうの手を、身体の外側に傾けている状態(横方向に手首から手を曲げる)。
その状態で固定して、自分の身体に向けて肘を引き込む。
そこで肘に大負担です。
身体の外側方向に手を傾けるだけならまだしも、その状態で肘を身体側に引き込むのですよ!
上腕の筋肉をひねる形にして、上腕を動かすため、肘の筋が悲鳴を上げるのがよくわかります。
この筋肉、普段の生活では絶対に使わないもの……。
ていうか、上腕は「ひねって使う」ことがない。
練習したいけど、、肘が痛い〜!
掛け手の練習をしていると、日常生活では絶対に使わない「肘の筋」が引っ張られて、肘に疲労が蓄積するようです。
まるで肘の関節痛みたい。肘が痛い。。
でもこれも真面目に練習しておかないと、形(かた)を打つときにまったく「様にならない」。
掛け手の美しさがあるだけで形の完成度が全然違うと思います。
しかし。徐々に慣れるようだ
掛け手をやり始めてから最初の頃は、肘が「攣った」ように痛くなり、肘の痛みが数日間続いたのですが、最近は「痛くなるとき」と「痛くならないとき」があります。
(痛くないのは練習が足りないだけか??)
普段使わない関節(筋)も、頻繁に使うようになればすこしずつ鍛えられて「使う筋」として適応するようになるのかもしれない。
黒帯を締めている熟練者は「肘が痛い」なんて言わないでしょうし。(^_^;)
地道に肘の筋を鍛えよう!
上達したいのなら「肘が痛い〜」なんて言ってられまい。
それに、「普通に生活していたら絶対に使うことはない部分」を鍛えて使えるようにする、というのは、どこか「お得感」があって魅力を感じる。(笑)
(右利きの人が左手も使えるように鍛えることに似た感覚で)
練習を続けて、いずれ肘の痛みも消えて、滑らかに掛け手ができるようになると良い。
さあ、何ヶ月かかるでしょうか?