(※アンクルウェイト片足500g)
初心者から空手を習い始めて、ぶつかる壁。
それは「移動基本」。
足腰強化のための移動稽古があり、それをこなすわけですが、お手本の動きを見て真似をしようとしても、そうそう上手くいきません。
しかーし!
移動基本は、昇級審査の必須項目のため(※道場によっては必須ではないかも)、白帯から色帯へと昇級したいのなら、何が何でも移動基本ができるようにならなければならぬのです。
因みに、自分の道場での昇級審査項目は移動基本と形(かた)です。
しかも、審査は形(かた)よりも移動基本の完成度のほうを重視するとのこと(8割)。
なんと!\(^o^)/
これでは、まったく練習の手を抜けず。(笑)
道場に入会して1年後には昇級審査を受けられる。
現在、白帯・空手歴7ヶ月(自分)、ピンチです。
移動基本の難しさよ、
移動基本とは、前屈立ち(※)で前へ移動しながら、突き・各種受け・各種蹴りを行う基本稽古のこと。
(※場合により、基立ちであったり、猫足立ちであることもあり。)
そこで重要なのは、前へ移動する際の足運び(すり足で、足音を立てない)、頭の高さを変えない(頭が上下しないこと)、足の前後歩幅、足の横幅は腰幅、前足の膝をしっかり曲げる、後ろ足はしっかり伸ばす(張る)、後ろ足の踵を床から離さない、移動後はしっかり止まる(足裏を床につけた状態で足元がグラつかないよう)、後ろ足の張りと突き&受けのインパクトを一致させる、突きは水月を突く、引き手は体側まで引く、方向転換する際は上足底を軸にして回る、前蹴り&回し蹴りは抱え足と引き足を確実に行う、蹴りは上足底で蹴る、横蹴りは体側からはみ出さないで足刀で蹴る、……など、とても細かい注意点がいっぱい。( ゚д゚;)
こんなん、初心者には無理っすわ。
で、
実際、不慣れな自分が移動基本をやってみて思うのは、体幹を維持するための適度な筋力と、緻密な身体操作&バランス感覚がかなり必要、ということ。
現状は、たった1歩、前へ進むだけで上半身はブレブレ、足はグラグラ。
そもそも、前屈立ち自体が安定せず、立ち方に問題あり。
身体のどこに軸を置くのか、そして重心移動のコントロール力がどれほど大事かが身を持ってわかります。
移動の基本では体をバランスよく動かすために、足の位置が大事だ、ということが理解できます。
(p.91)
小山正辰氏著「空手道の教育力」より
まず、移動するごとに下半身が上半身を支えます。
それだけでなく、移動した先で技を出すには、腰・腹筋などの体幹をタイミング良く締めて、胸や肩がブレないように支えなければなりません。
さらに、眼の位置が不安定なままでは動きの中で正確な距離感をつかむことができないので、頭の位置も意識するようになります。
空手道では、このように重心感覚を体で覚えていくのです。
(p.98)
小山正辰氏著「空手道の教育力」より
そう、身体に覚えさせないことにはどうにもならないのですよね。
頭で理解しても、身体は動かないから。
まずは足腰強化とバランス感覚を身につけよう
これは地道に鍛錬しかなし。
足腰強化を目標に、現在はアンクルウェイトを使って足に負荷をかけてみたり、バランス感覚を養うため片足立ちをしてみたり、と日々試行錯誤しております。
そもそも体力不足なので、ひとつずつ、地道にね。
あれから3年4ヶ月後、2022年7月
初心者から空手を始めて2022年7月現在、
空手歴4年になりましたが、移動基本はやっぱり苦手です!
でも、ごく最近ですが、ひと工夫凝らして練習方法を変えてみたところ、かなり安定して動けるようになったので、要は練習の仕方に問題があったんだな、とわかりました。(^_^;)
練習の仕方については、後日、別の記事にまとめます。