唇の皮剥け(剥脱性口唇炎)、治したいですよね。
切実な想いとは裏腹、実際には、剥脱性口唇炎を一度こじらせるとなかなか治らなくて困りもの。
おそらくは「治したい」一心で情報を探して、ここまで辿り着いたのだと思います。
もともと私は顔の皮膚炎を治したくて水洗顔を続けていて、その過程で唇の皮剥けに悩まされるようになったのですけど、水洗顔を開始してから2年半後には唇の皮剥けの対処法を編み出して(笑)克服することができました。
なので、誰でも必ず正常な唇の皮膚になれるものと思っています。
誰でも、どんな体質であっても。
…と、前置きが長くなりましたが、
今回は、唇の乾燥を悪化させない工夫のひとつをまとめました。
※この記事は2020年1月22日に加筆訂正しました。
歯みがき粉、何を使っていますか?
突然ですが、普段、歯みがき粉はどんなものをお使いでしょうか?
唇の皮膚や粘膜を健康に保つためには、この部分の見直しは必須です。
本当に剥脱性口唇炎にお悩みの方は、情報を調べ上げて、当然何かしらの対策はしておられることと思います。
でももしもの話で、歯みがき粉の選別を見落としている場合があるとして。
まさかとは思いますが、合成界面活性剤入りの歯みがき粉なんて、使ってはいませんよね…?
歯みがき粉の全成分を確認する
一般的な市販品の歯みがき粉には、必ず合成界面活性剤が含まれています。
成分名でいうと、ラウリル硫酸ナトリウムなどがそれに当たります。
合成洗剤同様、これら合成界面活性剤が肌にも環境にも優しくないことは色々なところで言われていますね。
特に歯みがき粉は毎日使うものなので(更に言うと1日3回以上)、これを常用していれば徐々に口内の粘膜や外側の皮膚が弱るであろうことは自ずと理解できます。
フッ素配合は絶対にNG
合成界面活性剤入りの歯みがき粉に必ずと言っていいほどセットで含まれているものがフッ素化合物です。
「虫歯予防」という名目で配合されていますが、フッ素を日常使いすることは控えることをおすすめします。
これに関しては唇の皮膚を守ることから脱線するのですが、それより大事な歯と体の健康を守るためです。
理由は詳しく述べませんが、フッ素を否定しているページや文献を参考にしてみてください。
逆に「安全」だと主張している場合は裏事情を伏せて説明しています。
参考 「フッ素」について
他にも色々な書籍があるはずですが、とりあえずひとつだけ。
次世代の子どもたちのために
医者とおかんの「社会毒」研究
フッ素には腐蝕作用がありますのでむしろ歯をダメにするものと思われる……。
更に現代ではテフロン加工の調理器具が日常使いされていることもあり、意識せずともフッ素が体内に入り込む機会が増えていることが問題ではないでしょうか。
そう考えると「微量だから安全」だという見方には疑問が残ります。
合成界面活性剤なしの歯みがき粉
代表的なものはこれでしょう。
「石けん歯みがき」です。
合成界面活性剤、サッカリン(*)、防腐剤、発泡剤、酸化防止剤、色素、香料を含みません。
他にも製造メーカーがありますが、シャボン玉さんの製品はチューブのフタが平らなので置くときに便利な形状です。
普通にドラッグストアでも取り扱っている商品なので、実際に手にとってパッケージから全成分を確認してみてください。
発がん性の疑いあり。有名なうがい薬にも添加されている甘味料なので、使用している場合は要注意。
参考 甘味料のヒミツ
石けん歯みがき粉の使い方
発泡剤が含まれていないので、泡立ちが少なく、泡もすぐに消えます。
なので予め歯ブラシだけで軽く歯を磨いた後、石けん歯みがきをつけて歯を磨くことをおすすめします。
口をゆすいだ後は歯みがき粉独特な味が口内に残らないので、食事をしても味を損ねないところが良い。
更に、石けん歯みがき使用の方が唾液の分泌も良くなります。
口内炎対策にもなるかも
私は石けん生活にシフトしたときから石けん歯みがきを使うようになったので使用歴は長いのですが。
それ以前は「歯を白くする」歯みがき粉を使っていて、石けん歯みがき粉に変えてから口内炎の発生率が減ったことに気付きました。
これは歯みがき粉だけの効果と言えるのか、栄養面での効果なのか厳密には判別が難しいですが、直接口に入れるものを肌に優しい成分に変えたことによる相乗効果もあると思います。
歯みがき粉を変えても脱皮症状が改善しない。どうする?
剥脱性口唇炎は、様々な要因が重なって複合的な原因により現れる症状だと思うので、石けん歯みがきに変えただけでは解決しない場合もあるでしょう。
上記はあくまで「歯みがき粉を使いたい」場合の対策であって、剥脱性口唇炎の症状が酷い場合には歯みがき粉自体を使わないという手もあります。
正直、塩で歯を磨くのでも充分だと思うので、色々な方法を試してみると良いです。
私も適宜、歯みがき粉の使用は調節しています。
まとめ
- 常に唇の皮膚に触れるものに気を配る(洗顔料なども注意)
- 使っている歯みがき粉の成分を改めて確認する
- 皮膚や粘膜を傷める合成界面活性剤、及びフッ素添加は避ける
- 歯みがき粉を使わずに塩などで代用してみる
唇の皮膚にダメージを与えるものを使っていないかどうか、今一度確認してみてください。