「湯シャンを続けると髪が美しくなる」
という情報が真実なのか?
知る者は少ないと思います。
こればかりは、実践してみた人にしかわからないし、更には「どれだけの年数が必要か」も関わってくるため、案外複雑です。
私も大して年数続けていませんが、これだけは言える。
髪を美しくするために2年間の湯シャンでは年月が足りませんわよ。
湯シャンに切り替えたタイミング
私は顔に脂漏性皮膚炎をこじらせて、それを治すために水洗顔を始めたのですが、
髪を洗う際にシャンプーが顔にかかったら水洗顔に切り替えた意味がなくなるし、だったら髪も湯で洗えばいいじゃん、ということでほぼ同時に湯シャンも始めました。
幸い、頭皮は脂漏性皮膚炎になっていなかったので、顔面ほどの緊迫感はなく。
ただ、髪の生え際の皮が剥け続けるくらい地肌が荒れまくっていたので、別の意味で重症度はそこそこです。
完全湯シャンに切り替える以前は、隔日シャンプーや重曹洗いや塩シャンなど色々試していたものの、どれも良い結果は出なかったですね。
頭皮と髪の状態
当時、頭皮はよく見ると薄赤かった。
これはNGの状態です。
髪はヘアカラーもパーマもなしの切りっぱなしでしたが、傷んだ部分が多くて髪が広がるし、部分的に癖毛もありました。
そもそも頭皮の状態が悪いので、健康な髪が生えないのも当然なんですけど。
湯シャンを2年以上続けてみて、変化は?
別の記事にも書きましたが、頭皮の状態は良好です。
頭皮は薄赤かった色が青白くなりましたし、脂の分泌量も適量に整ったと思います。
でも、髪。髪がね……。
「思ったほど、変わらない」というのが正直な感想です。
なんか、期待するほど綺麗な髪が生えない。
いや、言葉が足りませんね。実際はこうです。
もともと綺麗な部分は、更に綺麗な髪が生えます。
余計な「うねり」がある部分は、途中から真っ直ぐに生えてくることもあります。
綺麗な部分は本当につやっつやになるので全体として見ると、手触りも艶も復活したようにも見えます。
けれど、肝心な部分。
剛毛で縮毛な部分と、乾燥毛の癖毛はまったく動じない。
髪の傷みが酷い領域に限っては、そこに新しく生えた短い髪も結構な割合でうねります。
まあ 絶望的。
原因は頭皮の毛穴の問題?
髪が直毛として生えてこないのは、毛穴に歪みがあるのが1番の問題だとどこかで聞いたことがあります。
湯シャンで頭皮環境が改善されても、歪みきった状態の毛穴が完璧に改善するまでには至っていないということでしょう。
つまり、毛穴にダメージの少ない状態であればすぐに改善されるけど、毛穴ダメージが酷い場合は改善が困難。
「髪が傷んでうねる」くらいならすぐ直るけど、本物の癖毛の場合はなかなか直らない、ということ。
1番に直ってほしいと願う部分がまったく直らない。
期待するほど簡単には綺麗な髪は生えてこないので実に厳しいです。
今は、改善したことだけ前向きに受け止める
髪自体は改善しなくとも、髪の生え際の慢性的な皮剥けは治まったので良いではないか。
徐々に頭皮が落ち着いてきたことからみても、シャンプーなどの洗浄剤を常用したことで頭皮に慢性的な炎症が出ていたことに間違いはないので、またシャンプー生活に戻すことは考えない。
完璧は求めず、7割程度の改善でよし。
湯シャンで髪が美しくなるかは、もとの傷みの程度の問題
私のようにかなり劣悪な状態(頭皮と髪も含め)でなければ、湯シャン1年であっても綺麗な髪は生えてくるようです。
ただし、1年間で伸びる髪の長さが約12センチなので、効果を実感するには長さ的に短かすぎる気もする。
頭頂部分は特に。
あと、頭皮が相当荒れている場合には、隔日シャンプーなどで「シャンプーの頻度を減らす」程度では大きな改善は見込めません。
これは私がそうだったから。
完全湯シャンとはまったくの別物です。
正直なところ、髪については未だに落ち込むことが多いです
頭皮は隠せるけど髪は「目に見える部分」ですから。
綺麗な髪が生えないなら意味がない!キィ!
と投げ出したくなることが今でもあります。
その理由のひとつとして、「洗髪が大変」だということが大きかったのですが、それについてはつい最近解決しました。遅い。
なのですこしは気が楽になりましたよ。
おわりに
今回は途中報告ということで、「湯シャンで髪が美しくなるか」の実験は続きます。
(懲りない)