不全角化を改善する対処法。これで肌荒れと毛穴目立ちに別れを告げる!

あらゆる肌荒れのもとを叩く!
いつまでも対症療法だけでは堂々巡り。
それなら根本治療だ!、と考えたときに、まずやっつけるべきはお肌の不全角化状態です。

今回は不全角化を改善するための対処法をまとめました。

不全角化になる原因

不全角化は、お肌のターンオーバーが異常に早い状態と同義です。

角化:角層細胞に成熟し変化する現象

※不全角化って何?という場合は以下をどうぞ。

原因として挙げられるのは、以下。

  • 生活習慣
  • 日頃、物理的に角質を削り取っている
  • 化粧用オイル(植物油)の常用
  • 皮脂分泌量が多い

順番に見ていきます。

生活習慣を改善する

不規則な生活を送っていると、お肌のターンオーバーにも影響が出ます。
そこで、生活習慣を見直す必要が出てくる。

たとえば食事や睡眠、運動など。
できる限りの工夫をして、効果がなければまた別の方法に変えてみたり、自分なりに試行錯誤して改善策を導き出します。

特に食事内容の改善には、様々な情報を参考にして実践してみても、正解が見当たらないことが多いので悩みどころです。

物理的に角質を削り取るのをやめる

皮膚の大事なバリアである角質が削られてしまうと、肌はターンオーバーを早めてまで急いで角質を作ろうとします。
結果、未熟な角質が角質層に押し上げられる。

そのため、物理的に角質を削り取るような行為、たとえばピーリングや無理なこすり洗いは避けることが大事。

ケミカルピーリングについては、施術直後に角層がほとんど剥離されていなかったという研究があるそうですが、ピーリング剤自体が「表皮基底細胞の増殖促進」に働きかける作用を持つため、直接的に「角質を削る」ためだけに使われているわけではないようです。

正常な角化が行われている健康な肌であればピーリング剤が有効に働くでしょうけど、不全角化状態の弱い肌では逆効果になる可能性があります。

化粧用オイルの使用を避ける

植物油のうち、特にオレイン酸が多く含まれるオリーブオイルや椿オイルを肌に使用することは避けます。
これはオレイン酸に代表されるcis型不飽和脂肪酸により、不全角化や表皮肥厚が引き起こされるという理由からです。

長期に渡って植物オイルを常用している場合、オイルが原因で不全角化状態になっているかもしれません。

皮脂分泌量を減らす

皮脂の成分の中にもオレイン酸が含まれています。
故に、皮脂分泌量が多いと不全角化に不利に働く可能性があります。

しかし、「皮脂分泌量を減らす」と簡単に言っても、これは「気合」だけでどうにかなるものではないので、工夫して段階的にすこしずつ、減らしていきます。
色々な方法があると思いますが、たとえば。

  • クレンジング剤を見直す
  • 洗顔料を見直す
  • 使っている基礎化粧品を見直す
  • 日焼け止めや化粧用品を見直す

この中で肌の乾燥を助長しているものが特定できれば、それを中止します。
もちろん、1番簡単なのは「すべてを中止して、水だけで顔を洗い、スキンケアはしない」という選択であり、見直し作業に悩む時間がなくなります。

ただ、最初からそこまでのストイックさを求められると困るでしょうから、まずは「どれか」を中止したり変更したりしてみて、皮脂分泌の変化を観察してみるのが良いかと。

因みに、石けんすら使わず水洗顔を続けていると、面白いくらい皮脂分泌量が減っていきます。
ただし、しっかり結果が出るとは言え、これを実践するには注意があります。


改善には時間がかかることを心得る

不全角化を改善するということは、お肌のターンオーバーを整えることを意味するので、条件次第で完全回復までに気が遠くなるくらいの年月がかかります。

お肌にはお肌の都合(代謝サイクル)がありますから、いくら急かしてもそうすぐには回復しません。
ひとつの角質細胞が役目を終えて剥離するまでに、平均で6週間はかかるわけですから…。

表皮基底層から角質層までのターンオーバー周期は約28日。角質層から最上部に押し上げられて剥離するまでに約14日。合計しておよそ42日~56日という周期幅。

辛いけどひたすら忍耐。
自分も反省の毎日であります!(T▽T)

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