子供の頃は石けんすら使わなかった。
大抵は、そうですよね。
顔は水で洗います。
過去に化粧品や洗顔料を駆使しすぎて汚肌になった哀れな大人(自分)が、今回改めて気付かせて戴いた有り難いお話です。
切ないけど、ありがたい…！
若き少女たちの会話から、気付きを得た
とある日、図書館に立ち寄ったときのこと。
美容関連の本を物色していた、中学生くらいの女子2人組の会話が聞こえてきました。
（※因みに私はそのとき美容関連本付近にある生活本を物色していた）
「この本はダメだ。顔に石けん使ってないから」
（※対訳：自分は石けんを使わないので、この本は参考にならないわ。別の本探そう）
……………！！！(ﾟдﾟ)！
石けん、「使わない」！？
なるほど、そうだよね、
その通りですよね……。
顔を「水で洗う」は当たり前、のお年頃
中学生なら化粧をする必要はありません。
そのまま素のままで可愛いから。
若さゆえ、お肌も大変綺麗ですし素肌を隠す必要はない。
そうだよね、そのお年頃なら「当たり前のこと」でしたよ。
まず、化粧をしないから洗顔料を使う概念がない。
（日焼け止めクリームを使っていたらまた違うかも）
あとは年齢的に皮脂分泌量が急に増えてニキビが発生していたら、石けんや洗顔料を使い始めるようになる、くらい。
遠い過去の記憶を辿れば、自分もそうでした。
あるとき急に脂性肌になってニキビが増えたから、ファン◯ルの洗顔パウダーとかロゼ◯トの洗顔パスタとかを使うようになった記憶がある。
まぁ、ニキビですから、一生懸命顔を洗って清潔にしたらもっと治らなくなるんですけどね。
実際、自分もこれやってニキビが酷くなる一方でしたし。
でも、そんなこと誰も教えてくれないから。
肌荒れすると「盲目」になりやすい
思春期ニキビから、その後。
年々、肌荒れが酷くなると、まるで何かに取り憑かれたかのような状態になりました。
もっと良い基礎化粧品、もっと良いスキンケア方法を、血眼になって探した過去。
とにかく何でもいいから肌荒れを治したくて、そのことしか頭になかった。
なので頭を冷やして冷静に周りを見渡す余裕がないから、1番大事なことに気付けないんですよね。
肌荒れを治してくれる化粧品は存在しない
という真実に。
冷静になって考えれば当たり前のことでした。
スキンケア用化粧品には「肌を整える」以外の用途はなく、「治す＝治療」目的で使うものではないのだから。
そもそも、皮膚は防御＆排泄器官ですから、何かを「皮膚の上に塗る」ことの意味を考えると「矛盾」が生じる。
皮膚のバリア機能の意味をまるで無視した行動です。
…というわけで、過去の自分の盲目さに改めて、
大反省。
自分の「思い込み」を省みないことが最大の問題点でした
肌の回復機能が衰えて自然治癒力がガタ落ちすると「化粧品に頼る」という無限ループが出来上がる。
どこかでそのループから抜け出さなくてはならなかったんですよね。
おかげで今、この有り様です。
当時、色んな「妄想」に取り憑かれていた自分が全部悪いので、まさに自業自得の結果です。(~_~;)
今から5年以上前の日記帳を読み返し→当時の無駄なスキンケア生活に笑いが止まらない(早よ水洗顔して！)
気付かせてくれてありがとう
「どうか、そのまま、純粋な気持ちを忘れずに…」
と、彼女たちの後ろ姿を見つめて願いました。
化粧をする日が来ても、無理なこすり洗いだけは避けていただきたい…。
補足：吹き出物の対処について
肌を清潔にしすぎることはニキビ肌にとって鬼門みたいなものですが、物は使いようで「バランスよく」というのが大事だと思います。
皮膚常在菌を完全除菌しないこと。
それさえ守れるなら、石けんを適宜使うことも問題なさそう。
以前ネットで調べていて、肌断食中に増えたニキビの対処として「石けんを2日間使った」だけでニキビが改善したという情報を見つけました。
お肌の状態を見ながら自分で調節することが大事みたいです。
（私はどうしても気が引けて石けんを使っていませんが）
顔を水だけで洗うにしても、年齢性別問わず浄水器を取り付けよう
とにかく水は大事。
基本的に子供のお肌は水分量が多くバリア機能に優れて頑丈ではありますが、水道水に含まれる塩素に長く触れ続けるのはあまりよろしくありません。
後々、思春期を過ぎて肌荒れに悩まされないように、必ず水は浄水して使用することをおすすめします。
自分も昔は肌荒れ知らずの丈夫な肌だったし、歳を重ねるにつれてこんなに肌荒れするとは予想だにしなかった……。
ただ今後、将来的に水道水が危うくなりそうなので不安はありますが。