常識とされるスキンケア情報を得ても肌トラブルはなくならない、その矛盾

最近、改めてスキンケアについての本を読んでいます。
正直なところ、今の自分には必要ない情報が多いので、しばらくは敬遠していたのですが。

現在、顔面の脂漏性皮膚炎を治すために完全水洗顔&肌断食を継続中です。

本を読んだ結果、意外にも「新たな発見」があったり考えさせられて面白かったので、今回はそのお話を。

いや、面白いというか、本を読んでいてその中で久々にショックを受けたんですけどね。

ヒアルロン酸という成分

化粧水などによく配合されている成分です。

ヒアルロン酸は保水力がある。

そう、だからこそ肌の「保湿成分」として配合されるわけで。
以下、自分なりにまとめました。

保水力があるということは、言い換えると「水を抱え込む性質」があるということ。
つまりこれを肌に塗ると、肌の中の水分を奪って水を抱え込む。
(イコール、インナードライの出来上がり)

あああ。
なぜそこに気付けなかったのぉ〜〜〜。

過去の汚点に気付く→ショック

その手の化粧水は価格が手頃だったこともあり、今から10年前くらいに切らさず買い続けては、ずーっと使っていたことを思い出して、

「だから毎日かなりの量を使っても使っても肌が乾燥したのか〜〜」

と、本当今更なんだけどひどく後悔しました。

そもそも化粧水を多量に使うことで場合によっては乾燥を助長する。

そこから乾燥肌に悩まされて化粧品成分(主に添加物や界面活性剤)について調べまくる生活をしていて、別メーカーの製品を使うようになったこともあり、ヒアルロン酸そのものについてはノーマークでした。

まぁ今の汚肌になった原因はそれだけではないんですけどねぇ。
(絶対NGの「擦り洗い」が1番の原因)

今はスキンケア本も様々あって情報を得やすい

今回、本を数冊読んで、改めて考えさせられました。
これも時代の流れか、スキンケアに関する情報が本の中で綺麗にまとめられていて手に取りやすいし、ざっと学びやすい。

でも、その中で「最適な方法を見極める」ことって、簡単なことじゃない、んですよね。
媒体は本であれネットであれ、同じことが言えるはず。
たとえばですが。

スキンケアの矛盾点

なにはともあれ、保湿が大事だと言われる。

でも、その先を読み進めると必ず矛盾点が見つかるもので。

  • 敏感肌状態になってしまったら、スキンケアをシンプルにする(手の込んだケアをしない)
  • 更に刺激の少ないスキンケア用品の単一使いに変える
  • あるいは、スキンケア用品をすべて中止してしばらく様子を見る

え?そんなの当たり前でしょ?って思うでしょうけど、これって裏を返せば、

肌荒れが酷いときは「放置」が基本という意味。
つまり、自分では手を加えずに「肌の自己再生能力にお任せ」しようって。

じゃあ、それまで続けてきた「保湿」に何の意味が…………。

矛盾から解くと

以上を踏まえると、
当たり前のように行ってきた日々のお手入れは、お肌にとっては「余計なお世話」だって。

ただし、肌に悪影響を及ぼす生活習慣を見直すことは大事。
「何かがよくない」ことを「肌荒れ」という形でお知らせしてくれているわけですから。

ごめんなさい、今まで散々余計なことして本当に申し訳ございません、お肌様……。

痛い目に遭ってこそ理解できる

できることなら、これはもっとずっと若いうちに気付いておきたかったけれど、
一度でも自分で「最悪な状況」を経験してみないことには、理解も納得もできないというのが現実。
「人から聞いた」って話じゃ、高確率で信用できないと思う。
(※このブログでも同じことが言える)

※因みに最悪な状況って、こういうものです。

つまり、人生のうちで肌トラブル(しかも強烈なくらいの)を起こしたことがある人にしか、最も効果的なケア方法に気付けないんじゃなかろうか。

ただ、ここにも別の問題があることは確か。

肌のニーズと本人のニーズが合致しない場合がある

本人としてもケアは最小限である方が良いに決まっているけれど、歳を重ねるごとに必ず失われていくものがあって。
審美的な部分を追求したいと考えるなら、肌からの要求を呑んでる場合ではなくなってしまう。
その辺りは難しいですね。

おわりに

スキンケアにも色んな解釈と理論があって、万人に合う方法はまずない。
この分野を勉強するたびに思うことは、とにかく「労力に見合わない」ところが最大の悩みかなと…。

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