美肌を保つためにはストレスは大敵と言う。
みなさんはどう対処されてますか?
そんなストレスを「香り」が緩和させるという情報はご存知かと思います。
が、ビニール肌の私が浮足立つような情報を偶然見つけました。
というわけで今回は「香り」についてのお話です。
香りが人体に影響を与えること
「香り」でリラックス効果、というと思い浮かぶのはアロマテラピーでしょうか。
その効果は、以下の両方を合わせたものです。
- 脳を介した、香りの心理生理効果
- 香料成分が皮膚や肺から直接取り込まれる→血中に成分が移行することで薬理効果が発揮される
嗅覚情報は大脳辺縁系に伝達されると、視床下部から自律神経、内分泌系、免疫系に影響を与えます。
香りの心理効果・生理効果
あくまで「香り」そのものの効果です。
ざっと一例を挙げていきます。
中枢神経系
効果:不眠改善
香り:白檀、ローズ
効果:鎮静
香り:ティーローズ、ラベンダー
自律神経系
効果:ストレス緩和(クロモグラニン抑制)
香り:ラベンダー
効果:交感神経活性化
香り:グレープフルーツ
内分泌系
効果:ストレス緩和(コルチゾール緩和)
香り:ジメトキシメチルベンゼン、バレリアン
効果:性ホルモン調整
香り:スイートオレンジ
免疫系
効果:免疫機能調整
香り:レモン、柑橘系
皮膚
効果:皮膚バリア回復、肌荒れ改善
香り:ジメトキシメチルベンゼン
効果:皮膚生理効果改善
香り:バレリアン
効果:女性の不定愁訴・肌荒れ改善
香り:スイートオレンジ
おやっ?
なんか、気になるものありましたよね?
ジメトキシメチルベンゼンって何だ??
ジメトキシメチルベンゼン
中国系のバラ(ティーローズ)に含まれる香り成分。
香りの特徴は紅茶に似たフローラル系のバラの香り。
ダマスク系は甘く豪華な香りで、ティー系は紅茶に似た上品な香り。
何より、注目すべきはその効果です。
- 鎮静作用
- ストレス緩和作用
- 皮膚バリア回復
- 肌荒れ改善
鎮静作用
ローズ系の中でもより鎮静作用が強く働くので、リラックス効果が高いとされる。
ストレス緩和作用
ストレスホルモンと言われるコルチゾールの唾液中分泌を緩和するため、抗ストレス効果が高いとされる。
皮膚バリア回復(肌荒れ改善)
これは「皮膚バリアの回復実験」によるもの。
テープストリッピングを使い、角質を除去した後、更にストレスをかけてから、「香り」を嗅いだときor嗅がないときで効果を比較したところ、ティーローズの香りで皮膚改善効果が高まったとのこと。
粘着テープにより皮膚表面の角質細胞を剥離する方法
このメカニズムは、脳から皮膚のランゲルハンス細胞(免疫機能)に働きかけた結果と、もうひとつ。
ランゲルハンス細胞にある「嗅覚受容体」に香り分子が結合することにより、生理活性の誘導が起きたという、パターンもあるようです。
(※嗅覚受容体は表皮のケラチノサイト、ランゲルハンス細胞、メラノサイトに存在するらしい)
角質回復に効くなら試してみるか!?
「皮膚バリア機能回復を促してくれるというのなら、ぜひ使ってみたい!」
と思って調べてみたのですが、どうやら手軽に手に入るものではなさそうなので、ちょっと保留です。
(※ちゃんとした精油ではないものも紛れて販売されているようなので注意)
あと、正規のものだと高価……。
なので、試すならまずはスイートオレンジあたりかな、と思いました。
これなら色んなお店で取り扱っているし、価格も手が届く範囲です。
「香り」は好みが分かれると思うので、なるべくなら実店舗で香りを確認してから買いたいですよねえ。
対、ストレス問題
体調しかり、お肌しかり。
ストレスに対して、どう対処するか自分なりに決めておくことが大事ですね。
因みに私は「部屋のどこかを片付けること」がストレス発散になっているような気がしてます。
本当はもっと素敵な趣味(ヨガとか)を言いたいのになぁ。
おわりに
よもや「香り」にも影響を受けるとは、皮膚の生理も奥が深いです。