水洗顔実践中に、治らない脂漏性皮膚炎の対処法としてやってみた方法【まとめ】

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脂漏性皮膚炎を発症したため、完全水洗顔を続けています。
継続歴は水洗顔2年以上、肌断食2年9ヶ月目を迎えました。

※2年以上経っても脂漏性皮膚炎完治とは言えない状態ですが、現在のお肌は比較的落ち着いています。

今回は「対処法」を拾い集めます

前回の記事にて、1年前の肌状態との比較を考察してみて、ふと気になった対処法のこと。

今回は今までに試行錯誤してきた「対処法」について肌経過記録から拾い上げ、改めてまとめてみました。

繰り返す脂漏性皮膚炎対策でやったこと、あれこれ

先に言ってしまうと、肌が薄いうちはどの方法でも即効性も、劇的な効果もありません
有効な方法があるなら、私が知りたいくらい。
そもそも、有効な方法があるなら2年以上も脂漏性皮膚炎と仲良くしてませんわ…。

ではまず、ざっと羅列すると、

  • ビタミン剤を摂取する。
  • 水洗顔回数を増やす。
  • 水洗顔回数を1日1回に減らす。
  • 水洗顔時、すすぎを簡単に済ませる。
  • 皮脂をティッシュオフする。
  • 顔に汗を掻く。
  • 顔面を軽く揉む。

こんなところでしょうか。詳しく見ていきます。

①ビタミン剤を摂取する

肌荒れに効果的とされる、主にビタミンB群を摂取します。あとビタミンCも。
多量摂取が効果的であると聞いたので、ビタミンB剤については海外サプリを成分単品買いして摂取していました。
(※これは非常に危険な摂取の仕方なので、理由は後述します)

これが有効かもしれない場合:

  • 普段から食事のバランスがあまりよろしくない。
  • 口内炎がよくできる。

食事から栄養が摂れていない場合は、ビタミン類が不足していることで皮膚炎が悪化している可能性も考えられるので、適量のビタミンを補うことで皮膚炎の改善がみられるかもしれません。

因みに私は炎症に対してはほぼ効果なしでした。
炎症以外のこと効果があるように感じたのはビタミンB2で、多量摂取すると皮脂コントロール力が顕著に現れ、飲んだときは皮脂分泌が減りました。(※個人の感想)
現在はビオチンとビタミンCのみ継続して摂取しています。
(因みにビオチンは髪のために続けてます)

追記:ビタミン剤摂取【補足】

その後、ビタミン剤摂取はすべて中止しました。
理由としては、体調を崩したことと、摂取し続けることによる明らかな効果が見られないことです。

薬や食品にも共通することですが、ひとつの成分を単品で体内に入れることは、複合剤を摂取したときに比べて吸収が良くなるので、より身体への負担が大きくなります。

食品で例を挙げると、「食卓塩と天然塩」「白米と玄米」との差がわかりやすいかと。
食卓塩も白米も、精製されたものなので身体への作用がより強力に働きます。
(しかも好ましくない方の作用が強い)

つまりビタミン剤であれ、単一の成分を大量に摂取することは内臓での代謝過程に負担をかける行為であり、わざわざこんな無謀なことをする必要はないということになります。
私も気付くのが遅かったのですが……、ビタミンは食品から摂取するに越したことはないですね。

②水洗顔回数を増やす

炎症が悪化すると痛みやヒリヒリが辛いので、もう背に腹は代えられず、洗顔回数を増やして1日4回洗顔という荒業をしてました。
朝、昼、夕方と夜、の4回。
炎症期間中は大抵、朝起きてから経時的に炎症が酷くなっていくので、皮脂テカりがなくても関係なく時間ごとに水で洗い流していました。

初期の頃は、洗顔する度に角質のかさぶたが剥がれたり、ヒリつきが和らいだりとなかなか効果的でした。
ただ、当然ながら水で洗う度に肌が乾いていくので……以下の条件付きですね。

これが有効かもしれない場合:

  • 皮脂分泌量が多すぎる。
  • 肌の乾燥がまだ軽度な状態。

(補足)肌の乾燥予防として、「もともと炎症が出ない部位」については除外して洗う方が良いです。

③水洗顔回数を1日1回に減らす

上記とは真逆です。
水洗顔を続けてきて「炎症の治りが悪い」場合、皮膚常在菌叢のバランスが悪く、悪玉菌が元気すぎることが考えられるので、洗顔回数を減らして善玉菌を増やす試みをしてみたほうが良いかも。

洗顔をすると、皮膚に棲みつく常在菌(善玉菌含め)が洗い流されて菌の数が減少、再び正常な数に戻るまでに時間がかかるといわれている。(※水でも洗い流される)

経験上、洗顔回数を増やそうとも何故か悪玉菌だけは増えるのが早いみたいで、炎症の回復停滞時期が何度もあったのですよ。

私の場合、水洗顔丸1年を迎える頃に「1日1回洗顔」を強行して、すぐには効果が出なかったものの、結果的には肌も慣れて状態も落ち着いてきました。

これが有効かもしれない場合:

  • 皮脂分泌量が減っている。
  • 肌の乾燥が酷い。


④すすぎを簡単に済ませる

ある程度のところまで水洗顔を続けてこれたなら、皮脂のベタつき感もなくなり、顔面の皮脂は水で簡単に洗い流せるようになっているはずです。
ということで、次のステップへ!
念入りにすすぎ過ぎると、今度は皮脂が不足して乾燥を助長してしまうので、ある程度状態が良くなってきたら肌の様子を見ながらすこしずつ「すすぎを減らす」のが効果的だと思います。

これに関しては私も今までに何度も失敗していまして、導入のタイミングが難しかったので、すすぎを減らすことを「肌が受け入れてくれる」時期を待つしかないというか…。
目安として洗顔回数を減らしてみて、それが成功したらいけるかも。

これが有効かもしれない場合:

  • 皮脂分泌量が減っている。
  • 肌の乾燥が酷い。

③の回数減と同じ条件。

⑤皮脂をティッシュオフする

これをやり始めたのは「水洗顔回数を1日1回に減らした」からなんですが、今思うともっと早い時期から始めておけばよかったかも。
皮膚炎を繰り返す場合は、こまめに皮脂をオフしておいたほうが良さそうです。
というのも、皮膚常在菌叢のバランスが乱れて悪玉菌優勢の場合は、余剰分の皮脂がエサとなって皮膚炎のもとになってしまうので。

これが有効かもしれない場合:

  • 皮脂分泌量が多い、または少ない。
  • 肌が乾燥するが部分的にオイリー。

どんな場合にでも効果はあると思います。
ただし、皮脂を取りすぎないようにだけ注意。

⑥顔に汗を掻く

効果を検証中ではありますが、炎症が出ない肌環境として、「汗」が重要な役割をしていると実感しています。
汗の成分により炎症の原因菌(悪玉菌)が増えにくくなるのではないかと思うのです。

これが有効かもしれない場合:

  • 運動不足で汗を掻く機会がない。
  • 汗腺が衰えている自覚がある。

「顔に汗が掻けない」のであれば、やってみる価値はあります。

⑦顔面を軽く揉む

これは、あまりに炎症が酷くなってヒリかゆさが我慢ならなかったので、気を紛らわせるためにやってみただけです。
夜洗顔時に軽く顔面マッサージしてました。
顔を揉むことで、もしかしたら「血行が良くなる」かもしれませんが、賛否両論あると思うので気休め程度に考えておく方が良いかと。
※【重要】:行う際は自己責任で。若いお肌ならともかく、私含めそこそこ大人度が進むと、肌繊維を傷つけて取り返しがつかないことにもなりかねないので注意)

※追記:その後、状態が落ち着いてきたこともあり、顔面マッサージを中止しました。

因みに現在は?

現在は「汗出し」に期待してがんばってます。
(他にティッシュオフも継続してはいますけども)
それ以外では、今は何か対策するよりも、「出したいならお好きなだけどうぞ!」という具合にお肌を完全放置です。
これは、炎症が酷い状態を越えたからこそだとは思いますが、何はともあれ自然に「脱皮」していかないことには肌は回復しないことを悟ったので…。

おわりに

どれも大きな効果を期待できるものではありませんが、肌の状態に応じて組み合わせて試してみると良いかと。
自分に合ったやり方を見つけてください。