お肌に摩擦厳禁!わかっていても脂漏性皮膚炎で水洗顔はかゆいので掻いてしまう問題

顔面の脂漏性皮膚炎を発症すると、まるで発火したかのような熱感があったり、炎症部分がヒリヒリと痛かったりとにかく辛いです。
熱感や痛みの他にも、しつこくかゆみが出て、これがまた辛い。
(※症状や感覚は人それぞれ異なると思います)

でも、かゆいからといって思い切り肌を掻いてしまうと弊害が…。
肌を傷付けてしまうので、もっと治りが遅くなるのではないかと心配になります。

今回はその辺りについて、私の2年分の闘いを振り返りながら考えていきます。

現在、脂漏性皮膚炎を水洗顔だけで治そうと闘病中。
闘病期間は今月で約2年4ヶ月。長い。


脂漏性皮膚炎のしつこい「かゆみ」

これまでを振り返ると、顔に炎症が出てヒリ痒かったり、炎症が出ていなくても肌がむず痒かったりと、色々でした。
どちらにも共通して言えることは、肌表面が角質化しようとしていること。

炎症が出ていてかゆい場合は、炎症部分が急スピードで角質化(かさぶた含む)していくので新陳代謝の過程でかゆみが出るのだと思われます。
炎症が出ていなくても表面が角質化しているようなら新陳代謝のかゆみに分類。

そして例外で表面が角質化していない場合のかゆみは、「炎症が出てくる前の予兆」であることが多かった。

あとは分泌された皮脂の影響で、皮脂が酸化して刺激になっているとみられる状況などなど。
(※皮脂が刺激になると大抵、経時的に肌がかぶれてくるので結局は炎症の予兆になる)

かゆいときの対処法

これは何度も書いていますが、今のところ対処法はひとつだけです。

  • 冷水で締める

ただし、炎症悪化後のかなり酷い状態のときはほとんど効果がないし、肌を冷やして熱を抑えてもすぐに血流が戻ってかゆみが戻るので、これは一時的であると同時に「気休め」程度です。
根本的に肌の炎症が治まらないことにはどうにもならない。

お肌に摩擦は厳禁だけど、かゆいものはかゆいのだ

かゆいのはどうにも我慢できん!
でも掻くと今よりもっと悪化するかも…。

特に私の場合、ビニール肌になったことで脂漏性皮膚炎を長くこじらせることになったので、慎重にならざるを得ません。

だからこれ以上、物理的に肌を削るわけにはいかない…!!
ここは我慢だ!

耐えた結果、

いつしか、寝ている間に顔中を掻きむしるのがデフォルトになりました。

意味ないじゃん。

掻きむしるのがデフォルトになって、その後

脂漏性皮膚炎を治すために水洗顔を始めてから、特に1年間は炎症悪化が酷かったので顔がかゆくてたまらなかった。

寝ている間に顔中掻きむしっていることに気づいても、本人も無意識のうちなので手を止められないんですよね。
ただ、「掻きむしる」ことに対して罪悪感はあるようで、掻くときの力の入れ具合は完全に無意識で調節していたみたいですが…。(なんて器用なの)
なので肌に掻き傷はできなかった。

そのまま結局、寝ている間の掻きむしりは意識的に止められず、現在に至ります。
つまり2年間は確実に掻きむしり続けてきた、という始末です。

それで顔、大丈夫なのかい…?

そうなんです。
案外ね、平気なもんです。

思うに、爪で軽くカリカリするくらいならなんとかなるんじゃないかと。

さすがに、目視で肌に傷がつくほど力いっぱいゴリゴリ掻いたらアウトだと思いますが。
「多少の摩擦は肌も許容範囲」とみて良さそうです。

なぜかというと、2年以上経った今、ちゃんと肌が厚くなってきているから。
本当にすこしずつですが、当時あんなに酷かったビニール肌が改善してきています。

まとめると

多少の摩擦なら大丈夫。肌はちゃんと育つよ!
ということで、まとめます。

  • かゆくてつい掻いてしまっても、あまり気にしない。
  • 掻く力だけは極力弱くして肌を撫でるように掻く。
  • できれば、爪で直に掻くのではなく、肌にティッシュなどを1枚挟んで上から掻く。

ティッシュを挟んだ方が良いなと考えたのは、爪で直に掻いたときとティッシュを挟んで掻いたときの、その後の肌の様子を観察した上での話。
ティッシュを挟んだときのほうが、炎症が酷くなりにくく感じたのです。

おそらく、爪で掻くことでバイキンが肌に移り、炎症を促すことに繋がったのでしょうね。
これも体感的な意見なので、一概には言えませんけども。

おわりに

私の経験上の意見なので、すべての状況に当てはまるとは限りませんが、「かゆみ」にお悩みの際の参考になれば幸いです。