ミネラルファンデが石けんで落ちない…。洗顔時の摩擦でビニール肌になった失敗談

今回はビニール肌になった経緯について説明します。

完全なる失敗談なので、ぜひとも参考にして頂けたらと思います。
（※つまり自虐ネタです）

私がビニール肌になった理由

主な理由は、
洗顔時の過度な摩擦だと考えています。
日々、摩擦を繰り返し、長い年月をかけて薄肌になっていったわけですね。

※実は他にも理由が思い当たるのですが、今回は省略。

その理由の「原因」

過度な摩擦をするに至る原因のことですが、これは、ファンデーションの厚塗りがそもそものきっかけというか。

「厚塗り」で何が起きた？

結果から言うと、ファンデーションが肌に吸着してしまい、化粧を石けんで落とそうとしてもなかなか落ちないという事態に陥ったのですが。
ファンデが肌にこびりついた原因として考えられることは、皮脂分泌の増加。

多量の皮脂とファンデが混ざり、それが固形化して肌表面にくっついたのではなかろうかと。
ファンデーションを厚塗りすることで毛穴を塞いでしまい、余計に肌の乾燥が進んで過剰な皮脂分泌に繋がった可能性が考えられます。

それと当時、もともと肌が乾燥していたので化粧下地代わりにオイルを塗ってからファンデーションを塗布していたので、そのオイルとも相性が悪かったのかもしれない。
※明らかに悪かったことが後々判明。

どちらにしても、厚塗りさえしなければ素直に石けんで洗い落とせたことは確かでしょう。

そして、最悪の擦り洗い

毎回、石けんの泡では洗い落とせず化粧が肌に残る。
そこから、肌に残った化粧を落とすために擦り洗い…。
いや、我ながらなんと恐ろしいことを。

間違った思い込みも後押ししていた

当時は、

• 化粧する＝クレンジングや石けんで落とす
• 化粧が肌に残らないように洗い落とす

という勝手な「思い込み」が頭にありました。
それ違うぞ！って過去の自分に教えてあげたい。無理だけど。

まとめると

「肌のアラを隠したい」
↓
ミネラルファンデを厚めに塗る
↓
肌の乾燥が助長されて皮脂が過剰分泌
↓
多量の皮脂とファンデが混ざる
↓
混合物が肌に吸着
↓
石けんで落とせない
↓
擦り洗いで化粧を落とす
↓
肌が薄くなりビニール肌ができ上がる


……酷い連鎖反応ですな。

何事においても「やり過ぎ」は禁物だと反省

大変な失敗をしたことで深く反省して、ファンデーションの使い方を改めました。
現在は、化粧下地は一切使わずにミネラルファンデーションを薄塗りする使い方をしていますが、特に問題なく使用しています。
薄塗りすれば水洗顔でも洗い落とせるので快適です。

今更ですが…。ビニール肌とは？

通常、肌表面には細かいキメがありますから、マットな質感に見えるのが正常な肌です。

ビニール肌は一見、鏡のような艶があって綺麗な肌にも見えますが、「見た目が良い」からといって油断は禁物。

「不全角化」状態であるため、外的刺激に弱い最も不安定な状態なのです。

ビニール肌になって困ったこと

良いことなんてひとつもないですね。
更に自分の場合は肌トラブルとして脂漏性皮膚炎に悩まされることになりました。

ビニール肌をどうやって治すの？

現状が角質を削ぎ落とした状態だとするなら、もとの角質が厚い状態に戻せば良いと考えられます。
肌の角質はターンオーバーにより絶えず作られ続けるものなので、逆に言うと「本人の意思とはまったく無関係で、肌が自動的に代謝して角質を作る」のだから、「すべて肌に任せればそれで良い」ということに。
つまり、完全放置。

…と言うと何だか雑な言い方になりますが、「放置」といってもここでは「割れ物を扱うくらい大事に」しながら「そっとしておく」という意味。

我々はただひたすら、ビニール肌部分を
「触らず」
「こすらず」
「刺激を与えず（化粧品全部）」
に気をつけるだけで良いのです。

肌の代謝を妨げるもの（すべての洗顔料や保湿剤）の使用は厳禁。

実際、ここまで徹底して行うのは難しいことではありますが…。

どれくらいそっとしておけば治るもの？

個人差と重症度に左右されると思いますが、完治までに2年以上はかかるはず。
私の場合で言うと2年で完治できた部位はありません。
失ったものを元通りに戻すのは容易ではありませんね…。

参考：石けんについて

私のような薄肌になっていなくとも、
「石けんで洗顔すると、どうも調子が悪い…」
という場合は、石けんの成分について見直してみることをおすすめします。

おわりに

「物は使い方次第」、ということを学びました。
皮膚の乾燥により脂浮きしてしまう肌へミネラルファンデーションを使用する際には充分お気を付けください。