食事療法の失敗例。体調管理には「どんな食べ物を選ぶか」が重要だと身をもって学んだこと

謎の体調不良に襲われて以降。
これまでに色んな食事療法を試してきましたが、どれも上手くいった試しがありません。

おそらく、細かく言えばやり方も悪かったのだと思います。
もっと言えば、「選ぶ食材」が悪かったのは明らかです。

そこで今回は、失敗という結果から、何がいけなかったかを今更ながら考察します。

これまで試してみた食事療法

といっても、期間は5年くらいの話なので、そう多くはありません。

  • 糖質制限
  • マクロビオティック(偽)
  • 半端な菜食寄り(肉・魚をたまに)

※糖質制限とマクロビオティックについては、生活上無理があるので完璧に倣っていません。

最初は低血糖のような症状から始まったので、まず取り組んだのは糖質制限。
その後、徐々に低血糖のような症状は治まったものの、完全に体調は回復せず、マクロビオティックに変更。

ただ、それまで毎日肉食をしていてマクロビに移行するのは辛いものがありましたね。
移行期は体力・気力が著しく低下します。
更に玄米食がどうも身体に合わない気がして、試行錯誤した末、中途半端な菜食に落ち着きました。

今振り返ってみて「ダメ出し」する点

当時、見落としていた(無頓着だった)点について考察します。
長い年月かけてようやく気付くなんて、当時の自分を思い切り往復ビンタしてやりたいくらいですが。

過去の糖質制限

  • 炭水化物(米やパン)はほぼ抜いていた
  • 野菜をよく食べていた(生野菜が割合多い)
  • 牛乳、チーズ、ヨーグルトを食べていた
  • 肉は国内産のものだが、スーパーで購入
  • 魚の種類の選び方に問題あり
  • タンパク質に固執するあまり、加工食品もよく食べていた
  • 空腹を紛らわすチョコ(高カカオ)の消費も多い

もう、ツッコミどころ満載です。
細かく言うともっと問題点があるのですが……かなり情けなくなるので詳細は伏せます。
こんなんでよく生き延びたな〜、と感心しますよ我ながら。

反省すべき点

  • 牛乳など乳製品は危ない(成長ホルモンや遺伝子組み換え飼料、放射能汚染、乳糖不耐の問題で毒)
  • スーパーに並ぶ肉は国内産であっても危険(抗生物質投与、飼料は遺伝子組み換え穀物)
  • 魚は養殖ではない小さい魚を選ぶべきだった(マグロは水銀含有、サケは抗生物質・ホルモン剤の多量投与でどちらも幼児・妊婦は避けるべき食材に指定)
  • 加工食品はもれなく食品添加物がたっぷり摂取できる仕組み(国内で許可された添加物種類の多さと使用上限規定は緩すぎる)
  • チョコにも精製した糖が含まれているし…乳化剤は遺伝子組み換え植物が原料だという危険性あり

これだけNGが挙げられるわけですが、更に言えば野菜も無農薬栽培のものにするべきだったし、無農薬でないのなら「表面の農薬を落としてから」食べるべきでした。

農薬を洗い落とすにはホタテ貝殻焼成粉が有名。
※重要:「農薬を使うということ」

「毒性」のあるものばかりを食べていたせいなのか、炭水化物を抜いたせいなのかはわかりませんが、上記の糖質制限食をしていたときは数時間置きにエネルギー不足に陥りました。
(そのため、間食が必要だった。間食に食べたものはチーズやチョコやナッツなど)
それで当時は「多少は炭水化物も必要なのでは?」と考えたものですが…。

過去のマクロビオティック(偽)

  • 玄米が合わずに、押し麦、小豆、白米
  • 生野菜を控え、煮た野菜をよく食べていた
  • 発酵食品を摂る(納豆、味噌、ぬか漬け)
  • 天然塩で漬けた梅干しを食べる
  • 陰陽に倣い、身体を温めるものを意識的に摂る
  • 砂糖類は徐々に断つ
  • 卵を食べなくなった
  • 毎日ではないが肉や魚も食べる

これも中途半端な食べ方ですね。
完全に肉断ちしてないのでマクロビとは言えないし…。

反省すべき点

  • 白米では栄養が摂れない
  • 煮た野菜では酵素が不足する
  • 陰陽ばかりに気を取られていると食材本来が持つ栄養素を見失う
  • 身体を温めるものを取り続ければ良いというわけでもない(現に健康になっていない)
  • 質の良い卵は食べるべき(平飼い、抗生物質投与なし、遺伝子組み換え飼料を使わない鶏の卵)
  • 肉や魚も質の良いものを選んで食べるべき

間食の必要はなくなったものの、このときも調子が良いとは言えない状態でした。
砂糖を控えたのは良しとしても栄養のない白米を食べているし、野菜も農薬を洗い落としていないし、若干、動物性タンパク質不足で元気になれないのも当然の結果です。

過去の菜食寄り

  • 相変わらず白米(押し麦や雑穀を混ぜる。が、食べる量が増えた)
  • 生野菜を控え、煮た野菜をよく食べていた
  • 発酵食品を摂る(納豆、味噌、ぬか漬け)
  • 天然塩で漬けた梅干しを食べる
  • 陰陽に倣い、身体を温めるものを意識的に摂る
  • 甘いもの(砂糖)は身体が欲しなくなったが、付き合いでたまに食べる
  • 卵を食べない
  • 肉や魚はたまに食べる(頻度が落ちた)
  • 定期的に腹を下すようになる

上記マクロビとほぼ同じような感じです。
相変わらず栄養が偏っている。

反省すべき点

  • 白米では栄養が摂れないし、量が多いと血糖値が無駄に上がる
  • 煮た野菜では酵素が不足する
  • 陰陽ばかりに気を取られていると食材本来が持つ栄養素を見失う
  • 身体を温めるものを取り続ければ良いというわけでもない(現に健康になっていない)
  • 質の良い卵は食べるべき(平飼い、抗生物質投与なし、遺伝子組み換え飼料を使わない鶏の卵)
  • 肉や魚は慎重に選んで買う(肉なら抗生物質投与なしで安全な飼料や産地、魚は抗生物質・ホルモン剤を大量に使う養殖を避け、加工助剤(食品添加物)を使っていないもの)
  • 定期的に腹を下すくらいなのだから、この食べ方は間違っていると早く気付くべき(すみません…)

間食の必要がないのは良かったのですが、三食ちゃんと食べないと異様に腹が減りました。
それは白米の食べ過ぎにより低血糖状態だったためと考えられます。
頻繁に下痢もするし、最近は特に体調も安定しなくなってきたので、この食事方法も悪かったですね。

あと、食品添加物を避けたつもりでいて、知らずに摂取していた食品が判明。
それが「茹でダコ」……。
パックの裏面を見たら、食品添加物(亜硝酸塩、ミョウバン水などなど)まみれでびっくりしました。
(表示を見て食べる気失くしました)

そもそも刺し身系は「変色防止」に添加物が使われているというし、今後買うのは控えようと思います。
刺し身が食べたければ自分でさばくか、その場でさばいてもらう。

亜硝酸塩:発がん性、ミョウバン(アルミニウム):認知症要因


食事はバランスを考える

どの食事法にも落とし穴があります。

糖質制限だけでは、身体に溜まった毒を排出できない。(排毒作用のある食材が必要となる)

マクロビオティックは、体内の排毒作用は期待できるが栄養が偏る上、穀類の摂取量が増えるので血糖値上昇や虫歯のリスクがある。(動物性タンパク質も必要)

菜食寄りにするにしても、白米は栄養がないので意味がないということですね。
白米を食べれば食べるほど、お腹が空くようになるし。
これも一種の中毒症状でしょう。(糖質中毒)

最も重要なのは「正しい食材」を選ぶこと

食べ方も大事ですが、そのときに「何を選ぶか」が最も大事だと思うのです。

肉や魚であれば、食物連鎖で毒物の濃度が高くなるので大型の生物ほど毒性が高くなる。
更に飼育段階で薬漬けになった食材を食べ続けて、人体に影響が出ないはずもありません。

農薬散布で育てられた野菜は見栄えが良いですが、残留農薬は洗っただけでは落とせないし、調べてみると現在使われている農薬は人体に毒性のあるものがほとんどです。(国内使用量は世界一とも言われる)

食品添加物も毒性が明らかである以上、積極的に摂らないほうが良いに決まっています。

これらの有害物質を一度体内に取り込んでしまえば、排毒するのはそう簡単なことではありません。
すべてを避けることは金銭的な問題(私もここ…)や生活上の問題が絡んできますが、できる限り意識的に避けるようにしなければ自分の身体を守れないことは確かです。

「5年前にもっとちゃんとしていたら…」と、私のように嘆くことのないように。

追記:乳製品について

「牛乳や乳製品を摂るほど骨粗鬆症リスクが上がる」
とよく聞きますが、乳製品をどこまで制限すべきかはちょっと曖昧。
私はメタトロン診断で「体質的に乳製品が合う」という結果が出ているので、真剣に悩んでいます……。

あえて食べずとも生きてはいけるけども。
(悩ましい!)

おわりに

体調管理ですら自滅の人生を送っていますが、この失敗談を参考にしていただけたら私も浮かばれます。(笑)