炎症後の色素沈着。脂漏性皮膚炎で色素沈着を心配する必要があるか否か

今回は「色素沈着」のお話です。

かなり重大な問題ですよね、大事なお肌に「跡が残る」わけですから。
言い換えれば「跡が残る」くらいダメージを受けたという証拠ではありますが、「皮膚炎」のうち、脂漏性皮膚炎で色素沈着を心配する必要があるのか考えてみます。

ある日、医師からの忠告

今から1年半くらい前のことです。
当時、水洗顔歴10ヶ月くらいで、まだ全然、肌の状態が改善しておらず、炎症を繰り返してばかりでマスクが手放せなかった頃。

仕事場でお医者さんと日常会話的に話をしていて、「今、ちょっと顔のかぶれが酷くてね〜」と軽くお話ししたのです。(※深刻に相談したわけではなく)
すると、話を聞いたお医者さんは真面目な顔で

「炎症を繰り返していたらいずれ色素沈着になるよ!だから早めにちゃんと治療したほうが良いよ」

と。
大変ありがたいお言葉を戴きました。
その方は皮膚科専門医ではなかったのですが、それでも結構真面目なご忠告だったので、
「そうか…これ、色素沈着になるかもしれないのか」
と不安になったものです。

しかし当時の私は「水洗顔だけで治す」と頑なに決めていたので、自発的に医療機関にかかることもなく今に至ります。

ごめんなさい、先生。m(_ _)m

因みに、どうしてここまで頑なに病院へ行かないのか?という1番の理由は、定期的に通い続けるのは無理だと思ったからです。(今だから言える)
皮膚科って大人気な診療科じゃないですか。
だから常に混み合っている待合室で何時間も待つのがとにかく苦痛。しかも定期的だなんてそんな拷問。
(という、甘えた考えでいたから2年経っても治ってないじゃないか、と言われても仕方ないですが)
私は極端なずぼらです。

引き換えに、治るまでに時間がかかろうとも自己責任なので、自分のやりたいようにやることにしています。


実際はどうか?

脂漏性皮膚炎での色素沈着は、可能性は低い。

あくまで、これまでの経過から見た経験則での話です。
すべての条件で一致するかはわかりません。

経過から見る、根拠

ご存知の通り、私は2年間もの間、脂漏性皮膚炎による酷い炎症を繰り返してきましたが、炎症が緩解して角質の脱皮が治まると、跡形もなく治りました。

炎症が出やすい口の周りは、もともとダメージ肌で脂漏性皮膚炎をこじらせる以前から「色むら」がありますが、炎症を繰り返すことで色むらが濃くなったということもない、気がしてます。

過去の肌荒れダメージによる色素沈着が多い

自分の汚肌を観察すると、
痣のように残ったニキビ跡は消えたものの、過去、吹き出物が重症だった頃の名残りで、クレーター肌部分の肌色がくすんで見えます。
頬のチークを乗せる部分にも、赤く色むらが浮き出ていましたが、これもだいぶ昔から。

頬の色むらは、これまでの洗顔と化粧時の「こすり過ぎ」と、過去使用した化粧品全般による「毛穴の炎症」だったのかもしれません。



余談ですが、最近では頬の色素沈着が明らか薄くなってきています。
顔の色むらはどうにもならないと思い込んでいましたが、時間をかければ色むらを消すことも可能なようです。


各種肌荒れによる肌ダメージの差

皮膚炎と吹き出物とを比べて。
普通に考えたら、毛穴にダメージを与えるニキビの方が、よっぽど被害は大きいんじゃないか?
赤く腫れ上がったニキビとは異なり、皮膚炎なら「血が出るほど」にはならないし。

皮膚の表皮層止まりのダメージか、真皮層まで達するダメージか、「深さ」の違いでしょうか。

まとめると

治る皮膚炎なら、色素沈着は気にせずとも大丈夫。
でも念のため、油断しない方が良い。

といった具合ですね。

基本的にお肌のターンオーバーさえきちんと機能していれば、治らない肌荒れはないはずです。
代謝が盛んな思春期の肌荒れなんて、ほとんど「跡形もなく消えた」ものですし。

おわりに

今現在は水洗顔中に新規にできた吹き出物による色素沈着が気になって仕方ないです…。
吹き出物は厄介だー。